審判までにどのような活動がなされるのでしょうか?
弁護士は審判までに様々な活動をします。
どうして自分は非行をすることになったのか、お子さん本人がその原因をつかみ反省することができるよう、弁護士はお子さんに対し働きかけをします。
そして、親御さんにも非行の原因について一緒に考えてもらうよう働きかけをします。
非行の原因が何なのかについて把握した上で、どのように環境を調整したらよいのかを一緒に考えます。
その上で弁護士や裁判所の調査官などの関係者が、非行原因の分析、子どもが立ち直るためにはどのように環境を調整したらいいのか、実際にどのように環境の調整がなされたのかについての意見を言い、最後は裁判官によってその子どもが立ち直るためにはどのような処分にするのがよいのかの決定がなされます。
弁護士としては、関わった子どもが立ち直りその後元気に暮らしていて仕事で活躍したり結婚したりして、社会人として生活していることを聞くのが何よりも嬉しいことです。