ちょっといい話

第13回

わが事務所の女性事務職員たち


?? 事務所へお電話されると、まず応対に出るのは、事務所の女性事務職員です。今回は、私達弁護士を裏で支える事務職員をご紹介しましょう。

 石川千里さん
?? 大ベテランで、わが事務所の事務長として事務職員を統率しています。
?? 法律事務に精通しており、日弁連法律事務職員能力検定試験にも合格しています。裁判所の破産係などの信頼も厚く、破産管財業務などは彼女なしには回っていきません。文字どおり事務局の大黒柱です。

?? 佐藤悠明絵さん
?? 事務職員の中堅として、事務所を支えています。明るい個性が持ち味ですが、近年とみに実力を付け、事務長を支えています。現在第2子出産のため産休、育休中で、本年9月頃には復帰する予定です。

?? 内野早紀さん
?? 昨年入所しました。法律事務の仕事は初めてですが、真面目で前向きな性格です。仕事と家庭を両立させながら頑張ってくれています。

?? 杉浦文子さん
?? 彼女も昨年入所しましたが、法律事務所の勤務経験が約5年もあり、早くもベテランの風格十分です。

?? 事務職員の仕事は、じつに広範囲です。
?? 日常の仕事としては、受付、電話の応対、来客へのお茶出し、事務所内の片づけ・清掃、郵便物の発信・受信、書類のコピー、経理伝票の作成などがあります。これは、どの企業、事務所でも行っていることでしょう。

?? 次に、弁護士の秘書としての役割があります。弁護士のスケジュールの管理、ご依頼人や裁判所などへの連絡、弁護士が担当している裁判の期日の管理などです。

?? そして、最も重要な仕事は、弁護士の補助職としての仕事です。弁護士の補助職について、医療における「パラメディカル」(看護師、検査技師など)と対比して「パラリーガル」と呼ぶこともあります。日弁連では、事務職員の弁護士補助職としての専門的能力を判定するため、毎年能力認定試験を行っているのです。
?? この仕事としては、資料の取り寄せ(戸籍謄本、不動産登記簿謄本など)、相続人の調査、訴訟関係書類の作成、供託手続、強制執行手続、破産管財業務などがあります。消費者金融業者などとの交渉も、事務職員が担当することが多いでしょう。経験と研さんを積んだ事務職員ほど、より広範でより高度の仕事を担当することができるようになります。
?? 弁護士と同様、事務職員が、ご依頼人、ご相談者などの秘密を厳守することは当然です。

?? 法律事務所は、弁護士だけではなく、事務職員のこのような支えによって成り立っています。事務所へお越しになったときには、ぜひ事務職員にも注目してください。

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